37回総会報告
第37回三農東京同窓会・懇親会は、昨年9月13日(日)東京市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」にて、ご来賓、会員120名が集い、盛大に行われました。
総 会
開会のことばは下山光孝副会長が行い、物故者への黙祷をささげた後、三農校歌斉唱は根岸勲副会長の音頭で高らかに歌い、各々が高校時代にタイムスリップしたかのようなひと時を味わいました。続いて池畑守会長が挨拶に立ち「母校三農が昨年創立百十周年記念行事を、皆様のご協力で無事終えることができました。心から感謝します。昨年秋に『三本木農業高校、馬術部』という映画が封切され、我が母校も十和田市の自然とともに全国に知れ渡り、やっとメジャーの仲間入りをしたかなと思っています。これからも母校の発展のために尽くしていきたい。」と。 このあと升舘廣美理事長から20年度事業報告が、坂田治子会計理事から決算報告が、会計監査報告が中野渡義雄監査理事からそれぞれ行われ、承認されました。次に21年度事業計画が升舘理事長より、予算案が坂田会計理事より提案があり、承認されました。
役員改選では、顧問加藤省三氏と大久保順蔵氏を名誉顧問に、常任理事の松橋正一氏(昭45年度農業土木)を事務局次長に、新理事に佐々木透氏(昭45年度畜産)を推薦したい旨提案があり、全会一致で承認されました。
閉会のことばは根岸勲副会長がつとめ、斎藤和敏副会長の司会で滞りなく終了しました。
懇 親 会
いよいよお楽しみの懇親会です。世の中の景気がぱっとしない中、会員の出足も今一つとの感が免れませんが、懇親会の開会のことばは斎藤和敏副会長(昭45年度土木)が行いはじまりました。
つづいて池畑守会長が挨拶を述べました。「本日は好天にも恵まれ、遠くからお集まりいただき感謝する。青森県人会から和田敏美氏、東京青森県高校同窓会連合会から松野順三氏、母校校長遠藤智久先生、母校同窓会長東昭悦氏をはじめ、友好団体、東奥日報社、デーリー東北新聞社、各高校同窓会支部の方々、われわれ会員一同、心より歓迎いたしたいと思います。世の中は不景気の荒波で、多くの会社は赤字経営を余儀なくされているが、中には業績の良い会社も存在する。そういう会社は普段の経費節減を徹底していると聞いている。私どもの母校はその不景気を越えまして百十周年を去年迎え、会社ではありませんが黒字経営をもって、学校が繁栄していくことを期待している。昨年は"三本木農業高校、馬術部"の映画上映に際し、青森県人会並びに高校同窓会連合会の皆様には、入場券販売に多大なご協力を賜り、厚く御礼を申し上げる。わが母校もなんとなく全国的に知られるようになりました。農業の衰退ムードをここで明るいものとするためにも、農業高校の役割が問われるが、同時に新しい方向づけが必要になってくると思う。」
母校本部同窓会長東昭悦しは「この6月21日の総会で、佐々木敏雄前会長が体調の都合で辞められることになり、急遽若輩者の私が会長を引き受けることになりました38年度農業科卒業の東昭悦と申します。昨年は創立百十周年行事が行われ、皆様からのご協力により成功裏に終了することが出来ました。心から厚く御礼申し上げます。ついこの間、三農の体育祭に招かれ、行ってきましたが、三農魂を発揮し三農健児のはつらつとした様に、感動すると共に伝統の重みを強く感じました。これも遠藤校長先生はじめ先生方のご指導のたまものと、有難く思っています。」と述べました。
遠藤智久校長は「就任2年目になりました。同窓生の皆様からは本当にお世話になっており、心から感謝申し上げます。昨年百十周年行事の一環として、吹奏楽の楽器と大太鼓を買っていただきました。吹奏楽部員が16名いますが一生懸命練習に励んでいます。現在6学科で六百十八名の生徒が在籍しており、活動の状況はお手元の4枚の資料にあるとおりです。運動部では馬術と相撲とアーチェリーが良い成績をのこしている。平成23年に青森県でインターハイが開催されますが、それに標準を合わせてがんばっています。
農業クラブでは、青森県の大会においてはかなり独占状態であり、福島大会、東北大会で3つプロジェクトの中で1つが最優秀ということで全国大会に進みました。
太陽光発電施設を県内2校ですが、三農にも設置されることになり工事に入ります。それから青森県では初めてですが、フィランドから留学生1名(女子)を受け入れました。英語圏でないので言葉では四苦八苦ですが、一生懸命頑張っております。秋祭りには浴衣を着せて出しました。ハーバード大学出身の先生がおりますが、この二人が沿道の関心をもって迎えられたようです。それから昨年上映された"三農馬術部"DVDが5月に発売になりました。どうぞ買っていただきたいと思います。最後になりますが、若田さんがついこの前宇宙から帰還しました。その際宇宙空間に半年間保管されたマメ科の「ミヤコグサ」の種子を持ち帰りましたが、そのうち百粒ほど分けていただきました栽培実験することになりました。東北では本校だけですが《宇宙教育プロジェクト》と呼ばれその実験が非常に興味を引きます。今年もいろいろ様々な試みを進めています。」と近況報告がありました。
【ご来賓の紹介】
各高等学校東京支部の皆様、青森県人会、十和田会などの友好団体、新聞社など40名のご紹介のあと、代表して青森県人会副会長和田敏美氏から挨拶、その中で10月31日に開催される青森人の祭典(上野精養軒)があり参加要請と、県人会への入会についてお話がありました。
【乾杯・懇談】
最長老の佐川孟三氏(昭和13年度卒)が乾杯の音頭、「新同窓会長が東昭悦さんですが、私が農学校のときに一級上に東精一先輩がおり、三農を主席で卒業、県知事から銀時計が贈られました。なんとこの方が新会長のお父さんです。そして今日展示販売に来ておられる東真之さんは(上北農産加工東京駐在)新会長の息子さんです。不思議なえにしを覚えます。」と結び高らかに祝杯をあげました。
今回は新卒者の出席がなくちょと寂しかったが、17年経済科卒の芋田奈穂さんと同じく
佐々木春菜さんが参加され大もてでした。この後のビンゴゲームのお手伝を頂いたが、明るいキャラクターで会場を盛り上げてくれました。
【アトラクション】
三農出身初の演歌歌手村上勝行さん(36年度商業科卒)がこのたびデビューしました。地元では「駒っこサンバ」などで活躍している。今日は新曲「創年」と「寿情話」を、津軽三味線の斎藤友久さが津軽の旋律を演奏、最後には十和田市出身の歌手近江綾さんが「三つ葉葵の渡り鳥」のほか数曲を歌い上げました。
【オ-クションとビンゴ】
三農東京名物、三農直送のニンニク、ナガイモ、メークインなど4点を破格販売、またたくまに完売しました。ビンゴゲームは全員に当たる仕掛け、奈穂さんと春菜さんが頑張ってくれました。
【閉会あいさつ】
五十嵐八代榮副会長から「皆様のご協力のもとでこうして楽しく会を続けることが出来ます。本日は本当にありがとうございました。万歳三唱で締めたいとおもいます。バンザーイ、バンザーイ・・」目出度く終了しました。なお、二次会が別室で行われました。