今年6月8日、ご存知のとおり東京秋葉原で悲しい事件が起きました。しかも、犯人が青森県内の高校卒業生と聞き二度びっくりしました。彼には仲間もない孤独な生活をしていたのではないかと思う。私たちも田舎から上京しながらも、努力して何とか社会に貢献しています。このような事件を聞くと同窓会の存在が大切であると思います。同郷同志だと言葉の不安も消え、お互い仲間意識が生まれ心が和み、明日に向かって進む勇気がわいてきます。私たちも同窓の仲間を増やし、コミュニケーションをとることにより、このような事件がなくなるよう努力をしなければと考えております。
母校は百十周年を迎え、10月には記念式典が母校で挙行されますが、同窓会の皆様からは多額のご寄付を頂戴し、心より御礼申し上げます。この百十周年に華を添える母校での実話を元に「三本木農業高校・馬術部」という映画が十和田市で試写会があったそうで、十和田地方の四季が美しく、涙あり笑いがある、馬と女子高生のふれあいが感動的に描かれていると聞く。今年の春退官された前校長の斗沢先生をはじめ、生徒たちもエキストラとして出演されているようです。東京同窓会総会の頃には、東京でも上映されていると思います。皆さんハンカチを用意して、自分の人生と重ね合わせながら鑑賞していただければと存じます。
斗沢栄一前校長には3月をもって退官されましたが、生徒たちの指導はもとより三農の評価を高めた功績は大であり、東京三農同窓会として衷心より厚く御礼申し上げます。
昨年の後半から、米国のサブプライムローンの問題が発生し、ガソリンを中心に生活物資の高騰、円高も進行し景気は下降しており回復の兆しが見えません。楽観できない社会情勢でありますが、来る9月14日の同窓会総会に出席いただき、信頼しあい元気を出し、ひと時を過ごそうではありませんか。(S35年度畜産科卒業・税理士)